障害者春闘2011ビラ内容
障害者春闘2011
3/26(土)
障害者の就労、地域生活をより一層推進しよう!!
~ 箕面市の取り組みに学ぶ ~
私たち障問連が毎春企画する「障害者春闘」・・・障害者雇用の促進や様々な施策拡充を広く一般市民に啓発するため毎年開催し、今年で23回目を迎えます。
現在、国・内閣府に「障がい者制度改革推進会議」が設置され、障害者自立支援法に変わる総合福祉法(仮称)、差別禁止法、障害者基本法の改正等、障害者施策の抜本的な改革を目指し、議論が続けられています。
しかし、国の制度改革に先駆け、大阪府の箕面市では、約20年も前から、就労施策や地域生活支援を市独自で取り組まれてきました。
「・・・中でも就労支援施策は、社会的雇用(保護雇用)と呼ばれる考え方により、健常者とまったく同様の一般就労でもなく、訓練的な側面の高い福祉的就労でもなく、重度障害者であっても“労働”に軸足をおいて経済的自立が可能な賃金保障をしていく就労制度です。障害者の選択肢の拡大・社会参加を確保するとともに、他の福祉サービスにかかる社会的コストを縮減する有効な仕組みです。ちなみに、この箕面市独自の障害者就労支援策をモデルに、2000年頃には滋賀県も同様の制度をスタートさせ、現在は複数の自治体で展開されるに至っています」(倉田哲郎・箕面市長ブログより引用)
現・箕面市長の倉田哲郎さんは、総合福祉部会の委員としても活躍され、箕面市でのこのような長年の実践、また障害者が当たり前に地域で暮らしていけるための「シームレスな支援」、医療的ケアが必要な子どもをはじめとした障害児も普通学校で共に学ぶ教育の推進等、部会でも積極的に提言されています。
私たちが暮らすこの兵庫県でも、より一層障害者の就労、当たり前な地域生活、インクルーシブ教育が推進されるよう、箕面市の実践から学んでいきたいと思います。
講師としてお招きする河野秀忠さんは、1970年代から障害者運動に関わられ、また箕面市で、なぜこのような障害者施策が実現できたのか、裏の裏までよくご存知の方です。是非、多くの皆さんのご参加をお願いします。
≪内容≫
日時:3月26日(土) 13:30~16:30(終了後デモ行進)
場所:神戸市勤労会館 多目的ホール (下記地図参照)
基調講演:「障害者の就労、地域生活をより一層推進しよう!!
~ 箕面市の取り組みに学ぶ ~ 」
講師:河野秀忠さん(リボン社代表 「そよ風のように街に出よう」編集長)
★河野秀忠さん プロフィール
・1942年 大阪市生まれ
・酒屋の店員、トレーラーの運転手など様々な仕事に就きながら反戦、部落
沖縄問題に取組み、71年障害者の友人を得て障害者解放運動へ。
・79年、障害者問題総合誌『そよ風のように街に出よう』を発刊、編集長と
して現在に至る。
・著書:『ラブ - 語る。障害者の性』(共著)、障害児教育創作教材『あっ、
そうかぁ』『障害者市民ものがたり』『ゆっくりの叛乱』など
○市営地下鉄・JR・阪急・阪神・ポートライナー各三宮駅から東へ徒歩10分
デモ行進ルート:勤労会館前~旧居留地・大丸前
主催:障害者問題を考える兵庫県連絡会議
問い合わせ:障害者問題を考える兵庫県連絡会議(生活支援研究会 内)
TEL:078-842-3299
FAX:078-842-3354
E-mail:center@co-live.net
当日連絡先:障害者問題を考える兵庫県連絡会議 事務局長 石橋(090-3166-9024)
2月 26, 2011