知的障害

【報告】 第26回ピープルファースト大会イン兵庫にZOOM参加しました

野橋順子(障問連事務局次長)

7月18日に開催された「ピープルファースト兵庫大会インズーム」に参加しました。ピープルファーストの知的障害者の皆さんの発言がたくさん聞け、韓国やスウェーデンの当事者の方や、各地方からの取り組みの報告やいろんなお話を聞けてよかったです。全国各地、世界の当事者もみんなコロナ禍の中で集まれずに苦労していることがわかりました。その中でズームとかを使いながら、みんなと関係を作り続けていることを知り、やっぱりみんなでどんな方法でも集まることが大事なんだなぁと思いました。

また優生保護法による強制不妊手術の報告があり、神戸訴訟の被害者原告の鈴木さんからの切実な話を聞き、二度とこのようなことが起きないようにしないといけないと改めて強く感じました。

また全国各地での様々な虐待事例の話を聞くと、胸が痛みました。障害者差別のない社会、ピープルファーストが掲げる、「障害者である前に1人の人間だ!!」という言葉を噛み締め、差別や虐待がない社会を一緒に作っていかないといけないと、ピープルファースト大会を通じて強く思いました。

コロナ禍の中で、オンラインで大会をやるのはすごく大変だったと思いますが、とっても良い大会になったと思います。当事者のみなさん、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした!! ありがとうございました!!

 

※続けて、大会に参加された、川西市共働作業所あかねの平田さんが感想文を投稿いただいたので紹介します。

◆「ピープルファースト」に参加して                 平田真由美

7月18日に「ピープルファースト兵庫大会」に参加させてもらいました。1部、2部、3部とそれぞれに司会の人がいて、私は3部の司会をはじめてさせてもらいました。ピープルの実行委員長さんから電話がかかってきて、3部の司会をして欲しいって言われました。びっくりしたけど、なんでも経験させてもらうことが大事だと思ったので引き受けさせてもらうことにしました。引き受けさせてもらってからが大変でした。担当の職員さんと司会のセリフを考えて、「えんぴつの家」に送らせてもらいました。リハーサルとか会場じゅんびなどをして、本番をむかえました。

本番の時はきんちょうしすぎて最初は声がでなかったけど、途中から声が出たのでなんとか最後までやる事が出来たからすごくうれしかったです。あかねの皆がラインをくれたりして、おうえんしてくれたおかげで落ち着いてやらせてもらうことができました。

今回の大会はオンラインでの大会になりました。会場にこれなかった人がメッセージをくれました。コロナだからどこかへ出かけたくても出かけられないからストレスが溜まって困っているって言ってた人もいました。あかねも同じようなじょうたいです。いつもなら、交流会やめいしこうかんをして楽しくすごしてるけど、今年はそれもできなくてすごく残念でした。

実際に体験したことを話されてた人もいました。強制避妊手術をして赤ちゃんが生まれないようにする手術をその人の知らないうちに勝手にさせられたっていう話をされていました。私はそれを聞いたときにすごく悲しかったし、すごく腹が立ちました。せっかくさずかった赤ちゃんなのに産めないのは悲しい(かなしい)ことだし、すごくかわいそうだなぁって思います。

コロナに負けずにがんばって、来年の北海道大会は皆に直接会ってできたらいいなぁって思います。

 

⭐️みんなでスローガンを言おう!

・コロナに負けず、みんなとつながろう!     ・入所施設をなくせ!

・生活保護を減らすなー!            ・介護保険統合反対

・自分で選んで決めるぞ!            ・障害者の権利を守れ!

・私たちの声を聞け!              ・命を大切にしろ!

・優生思想を許さないぞー!           ・津久井やまゆり園の事件を忘れないぞー!

・差別や虐待は許さないぞ!           ・職員は偉そうにするな!

・災害の時も助けよう!             ・ピープルファーストの仲間を増やそう!

・響け兵庫大会!                ・ピープルファーストは闘うぞ

・私達は障害者である前に人間だ!

 

【関連資料】

野橋さんの報告では、日本各地でも虐待事件についての取り組みが報告され、また韓国ピープルファーストからも入所施設での虐待事件への取り組みが報告されたそうです。今号では編集が間に合わず、野橋さんの報告の最初の部分だけの紹介になりました。申し訳ありません。

以下、大会でも報告があった、千葉県で入所施設で虐待事件が発生し、知的障害者が死亡する事件にまで至り、ピープルファーストも入所施設への抗議活動に取り組み、その後、2020年に施設の廃止が決定された事について、以下、2020年9月2日の報道記事を紹介します。(K)

 

千葉県袖ケ浦福祉センター 23年春までに廃止 13年に職員の傷害致死事件

2013年に職員による入所者への傷害致死事件があった知的障害者の支援施設「県袖ケ浦福祉センター」(袖ケ浦市)について、県は、二三年三月までに廃止すると発表した。事件直後から、再発防止の検証委員会や施設見直しの会議を経て、約7年越しで決断した。

知的障害者を受け入れる唯一の県立施設。事件は2013年11月、職員から暴行を受けた19歳の少年が死亡。現在も指定管理者の県社会福祉事業団に対する県の立ち入り調査では、2013年度までの過去10年間で利用者23人の被害が確認され、職員15人が暴行に加わっていた恒常的な虐待が発覚した。

施設の今後について福祉関係者や保護者などから意見を聞く「袖ケ浦福祉センター検討会議」が昨年7月まで6回開かれ、方向性が定まった。

県によると、会議で「事件があった施設では、今後も子どもが生活するのは好ましくない」との意見が出た。また、公立施設に障害者を集める一極集中型から、グループホームなど各地域の民間施設によるきめ細かな支援が主流とされている点も指摘された。県は「県立施設としての役割は終息すると考え廃止を決めた」と説明した。

施設は事件後から新規の受け入れを停止。残る入所者で、13〜76歳の67人を県内各地の民間施設への転所を進め、完了した段階で廃止する。また、県は、民間事業者や市町村と連携した代替の支援システムの構築に着手。障害の特性や保護者の意向などに応じた受け入れ先の調整を図るほか、民間のグループホームの整備や人員増強の費用について補助制度を創設する。

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