優生思想

【優生裁判】 またもや札幌地裁で不当判決! 神戸地裁判決へ力を結集願います

障問連事務局

去る2/4、札幌地裁で5例目となる旧優生保護法下における強制不妊手術の判決が出ました。またしても原告の主張を認めず、不当判決が出されました。今回は、過去の4回の裁判(仙台、東京、大阪、1/15の札幌)のうちで、東京地裁と同じく旧優生保護法の違憲性に踏み込まず、なおかつ不妊手術だとは認めない、これまでで一番ひどい判決ではないかと感じます。1/15の札幌地裁では、旧優生保護法が、憲法13条、14条のみならず、24条にも違反しているという判決が出されただけに、大きな後退だと思います。以下、新聞報道です。

 

■優生保護法訴訟、5件目も敗訴 原告の不妊手術認めず―札幌地裁

時事通信社 2021年02月04日13時19分

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021020400193&g=soc

(写真)旧優生保護法下の強制不妊をめぐる訴訟の判決を受け、不当判決と書かれた紙を掲げる原告弁護団=4日午前、札幌市中央区

 

旧優生保護法に基づき不妊手術を強制されたとして、北海道の夫婦が国に2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が4日、札幌地裁であった。高木勝己裁判長は、原告の女性(77)が不妊手術を受けたとは認められないなどと判断し、請求を棄却した。旧法の規定の違憲性については判断を示さなかった。

原告男性「命ある限り闘う」 強制不妊訴訟控訴審―東京高裁

弁護団によると、強制不妊をめぐる訴訟は全国で12件起こされ、判決は5件目。過去の4件のうち3件は規定を違憲と判断、1件は憲法判断を回避した。いずれも、不法行為から20年で賠償請求権が消える「除斥期間」を適用し、訴えを退けていた。

原告側は、約40年前に妊娠した際、知的障害を理由に親族から説得された夫が同意書に署名し、妊娠中絶と不妊手術を受けたと主張。子どもをつくる自由を奪われ、憲法が保障する自己決定権を侵害されたと訴えていた。

判決で高木裁判長は「手術痕の写真など客観的な証拠はない」と述べ、女性が不妊手術を受けたことを認めなかった。さらに、約40年前に妊娠中絶は受けたものの、知的障害ではなく経済的な理由の可能性があると判断した。

判決後に記者会見した原告弁護団は「一連の訴訟の中で最もひどい判決」と批判し、控訴する考えを示した。

弁護団によると、女性の夫も手術を受けた当事者以外で初の原告として提訴していたが、19年8月に死亡した。

厚生労働省母子保健課の話 国の主張が認められたと認識している。

 

 

兵庫県で進められている神戸地裁での同裁判も、いよいよ大詰めで、3月には結審予定、判決が下されるのももうすぐです。判決を待たずに、原告の聴覚障害のカップルのお一方が亡くなられてしまいました。故人の遺志を引き継ぐためにも、みなさんで力を合わせ、ぜひとも勝訴を勝ち取らなければならないと感じています。

以下、優生保護法による被害者とともに歩む兵庫の会代表の藤原久美子さんからの要請です。

 

兵庫弁護団、歩む兵庫の会では、下記の通りオンライン署名を開始しましたので、みなさんのご協力をお願いします。

結審の3月25日に間に合うよう、第1次締め切りを3月19日とさせていただきます。

http://chng.it/NRvF8V56m8

ぜひ、ご賛同とメッセージをお願いします。(もちろん、署名だけでも大丈夫です)

なお、署名用紙を添付しますので、印刷しておつかいいただいてもいいです。同じ内容のWordとpdf.ファイルを添付しています。オンライン署名の難しい方など、ご都合の良い方法でお願いします。

署名用紙はご記入の上、下記までお送りください。(本ニュースでは署名用紙は割愛)

(問合せ及び集約先)

優生保護法による被害者とともに歩む兵庫の会

〒650-0016 神戸市中央区橘通1-1-2 兵庫障害者センター内

Tel(078)341-9544  Fax(078)341-9545

ホームページ https://hyogoayumukai.wixsite.com/website

 

 

【兵庫優生保護法被害国賠訴訟 第10回期日のご案内】

日時:2021年3月25日(木) 14:30~15:30

法廷:神戸地方裁判所

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