事務局より

【巻頭】 「理由附記」裁判が原告勝訴!!小さな声でも大きな力に

凪裕之(障問連事務局次長)

 

今年も2ヶ月を切りました。世界でコロナ禍の中で冬を迎え、本当に何も見通しがつかず不安が募るばかりです。

ここ最近、様々な動きが見られました。隣の大阪で都構想の二度目の住民投票が僅差で再度反対となり、遠くアメリカ大統領選では開票がどうなるか騒がれています。一人一人がどう考え、判断していくかが問われています。今の政治のトップが身勝手でその場しのぎの発言が目立っていますが、都構想に対する大阪の障害者をはじめ、市民一人一人は小さな声でも大きなエネルギーで強い力になっているのを感じました。

私事ですが、先月22日、兵庫県に対し審査請求棄却の裁決取り消しを求めた裁判に勝訴しました。神戸市が理由も書かず私の支給量を決めたことで県に審理請求したのに、県は理由附記について判断せずに棄却、さらに提訴後、再度職権で裁決書を書き直したことは違法だと認めた判決でした。ご支援いただき、ありがとうございました。今後は県の再度の裁決を受け、神戸市に向けての訴訟を検討することになります。また県に対しては審査請求の審理を形骸化せず、中身を伴った裁決をするよう、緊急要望を提出します。県下各市町の不当な支給決定に対して審査請求することが、意味あるものに本当になってほしいです。今後とも、どうかよろしくお願いします。

オールラウンド交渉の時期になりました。例年通りの交渉はできず、コロナ禍で兵庫県交渉は今月人数を絞って短い時間で行います。交渉に行きたい多くの方が参加できませんが、どうかご了承ください。時間も限られ、文書回答も多くなります。交渉後のやり取り確認も回答が十分に得られるかわかりませんが、行おうと考えています。神戸市には先日要望書を提出しました。神戸市交渉ができるかは未定ですが、要望はしっかり挙げています。

これからも様々な課題に対する取り組み、オンライン等での多くの集会などが予定されていると思います。障問連も交渉も含め、12月に代表者会議、来年1月に総会の予定です。今月は拡大事務局会議になります。年末に向けて慌ただしくなってきますが、引き続きご理解、ご協力をよろしくお願いします。

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