新聞記事から

【報道】 新聞記事より

■兵庫県、ジョブコーチの条件緩和 障害者の職場定着促進へ

神戸新聞NEXT 2020/10/17 12:26

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202009/0013725985.shtml

 

兵庫県は、障害者の円滑な就労をサポートする「ジョブコーチ」について、就任条件を緩和し、障害者施設の勤務経験者などが約1週間の国の養成研修を受ければ、活動できるようにする。人員不足を補い、精神や発達にハンディがある人らの職場定着を支える。

ジョブコーチは、障害者に同僚との接し方や作業の効率的な進め方などを助言。力を発揮しやすい作業を事業主に提案する。社会福祉法人が派遣したり、社員が自社の障害者らを支援したりする。勤務先で別業務を兼務することも多い。

従来は、養成研修に加え、福祉関係法人に1年以上勤務する現職であることなどが就任条件だった。今後、県は、特別支援学校教員OB、障害者施設の元職員、企業の障害者雇用の担当経験者らも対象として想定しており、2021年1月の活動開始を予定する。

ジョブコーチ初心者の増加に備えて、県社会福祉事業団に相談役となるベテランの「専任ジョブコーチ」を配置した。多様なケースに対応した経験から、障害特性に応じて離職や転職を防ぐためのノウハウなどをアドバイスする。

また県は、障害者雇用を推進する、企業の「特例子会社」の運営経験者らをアドバイザーに委嘱した。子会社設立などの相談業務に当たってもらう。(佐藤健介)

 

 

■神戸市、介護施設の職員などにPCR 感染拡大防止で

日経新聞デジタル 2020/10/23 19:53

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65406040T21C20A0LKA000/

 

神戸市は23日、介護施設や障害者施設の職員を対象に新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査を実施すると発表した。要介護度が高く、重症化の恐れがある高齢者が多いことから、感染拡大を未然に防ぐ。11月下旬から4カ月に1回程度の頻度で定期的に検査し、費用の全額を公費で負担する。

市内にある特別養護老人ホームと介護付き有料老人ホーム、障害者施設の計128施設の職員、最大1万1000人が対象となる。血液検査機器大手のシスメックスが市内に6月開設した検査施設で唾液によるPCR検査を実施。この施設で1日あたり最大200検体を処理するという。

自治体が介護施設や障害者施設の職員を対象にPCR検査を実施するのは政令市で初めて。久元喜造市長は「感染が拡大すれば重症者用の病床が不足する可能性がある。PCR検査で病床を使うリスクを積極的に下げていく」と強調した。

車に乗ったまま検体を採取する「ドライブスルー方式」のコロナ検査も12月上旬に始める。ひとりずつ歩いて検体を採取していく「ウオークスルー方式」を変更し、検査件数を現状の2倍の1日40件に拡大する。

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