事務局より

【巻頭】 2020年も障問連をよろしくご支援のほど、お願いいたします

障問連事務局

 

相模原事件の裁判が1月8日から始まりました。今後20回以上の裁判が短期間に行われ、3月16日には判決が下されます。裁判傍聴には行けなかったが野橋順子事務局次長の文書と各種報道を取り急ぎ今号で紹介します。

神奈川青い芝の会が「障害者はあってはならない存在なのか」と優生思想を告発したのが1970年前半、そして就学運動を担う各地の親の会、そして優生思想と闘い重度障害者の自立生活を柱に活動する兵庫青い芝の会を中心とした障害者団体と労働組合、民主団体等により障問連が結成され、本年で40年目を迎える。結成された1981年、「障害者の完全参加と平等」と謳われた。その時代から障害者を取り巻く環境は大きく変化し、支援費制度以降、この15年の間でも大きく変化している。しかし「完全参加と平等」はいまなお果たされず、精神科病院、入所施設、増え続ける特別支援学校など生活や教育での分離状況は変わらず、また昨今の社会の様々な出来事や風潮により排外主義が強まる時代状況の悪化により、相模原事件等、優生思想が顕在化している。しかし障害者が生きやすい社会は、全ての人にとっても生きやすいインクルーシブな社会に至るのだ、兵庫における障害者運動の担い手として、今後とも障問連運動を活性化していきたいと願っています。

11月臨時総会により運営規約が変更され、障問連の活動年度が、1月1日~12月31日となりましたので、2019年度総会(第39回総会)を下記の日時で開催いたします。年度報告と来年度の活動方針を中心に総会で議論します。ご多忙とは存じますが、ぜひご参加ください。

 

【障問連 第39回総会のご案内】

日時:1月26日(日)午前10時~12時

場所:神戸市障害福祉センター 会議室C

(※会場は湊川神社西側。高速神戸駅から数分。JR神戸駅から北へ徒歩10分)

(※ 総会終了後、同センターで「人権シンポジウム」を開催します)

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