【集会案内】 自分らしく生きたい!! 人権としての介護保障の実現をめざして
自分らしく生きたい!! 人権としての介護保障の実現をめざして
日時:12月6日(金)18時~20時30分
場所:神戸市勤労会館308号室
講師:藤岡毅弁護士(障害者自立支援法違憲訴訟弁護団事務局長/介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット共同代表)
※資料代金:300円
※(手話通訳/要約筆記等、情報保障が必要な方は11/25までに下記にご連絡ください)
現在、国会では史上初めて、重度障害者の国会議員が誕生し、通勤や就労中に重度訪問介護が利用できない問題が大きくクローズアップされ、国会でも検討が始まりました。
しかし就労中だけの問題ではありません。排泄や入浴、外出など基本的な最低限の生活保障においても、なかなか必要な支給量が認められず、安心した生活ができない現実が、兵庫県下にも多くあり、私たち「考える会」は県下各地の障害者や家族から切実な相談を聞き支援しています。
多くの皆さんに集会にご参加いただき、重い障害のある人も自分らしく、希望をもって地域社会で共に生きられる、ユニバーサルな神戸市/兵庫県を実現するため、一緒に考えていただきたいと思います。
ぜひご参加ください!!
【集会 開催目的/趣旨】
「障害のある人が地域社会で自分らしい生活を実現したい!!」
私たちの願いはそれだけです。そのためには、最低限必要な介護支援が必要です。しかし神戸市では、特に重度の障害者が地域で自立した生活を送るために必要な重度訪問介護を役所に申請しても、なかなか認められません。特にこの10年間、徐々に役所の姿勢は後退し、障害のある人に我慢を強いたり、尊厳を傷つけるような対応が後を絶ちません。
私たち「障害者の介護保障を考える会」は、そのような障害のある当事者の切実な声を聞き、2014年2月に結成されました。2か月に1回、例会を開催し神戸市だけでなく県下各市から様々な相談が寄せられ、みんなで話し合っています。
また全国的にも同じような課題があり、2012年に「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット」が設立されました。私たちの会にも関西の心ある弁護士が毎回参加し個別事案によっては弁護士が代理人となった行政交渉等の支援も受けています。
そして今回、私たちは集会を開催します。その理由は、「考える会」で支援するAさんもBさんも必要な介護支給量が何年も認められず、事業所がボランティア支援したり、また自費負担しているAさんは、もう限界です。
そして神戸市では現在、「居宅系サービスの支給量審査基準等の見直し」の検討が行われていますが、障害当事者が一切参画しないところで「見直し案」が作成され、阪神間でも低い支給量は据え置かれ、また区役所が機械的に判定できるような仕組みが作られようとしているのです。
以上、様々な課題をぜひ知っていただき、一緒に考えて下さい!!
【集会内容】
★ミニ講演
「人権としての介護保障の実現をめざして」講師:藤岡毅弁護士
★各課題の報告
・神戸市、県下各地の支給量が認められない事例の報告
・神戸市「ガイドライン(支給量基準)」改定をめぐる交渉報告
・「希望する支給量が認められない、でも理由は一切文章では示されない」
・・・理由も分からなければ、どうすれば良いか分かりません。行政手続法」上、不利益処分の際には理由付記は義務ですが、守られていません!! この点についてAさんが9月に裁判提訴しました。その報告と支援のお願い。
主催:障害者の介護保障を考える会(連絡先:kaigohosho@gmail.com)
共催:障害者問題を考える兵庫県連絡会議 (連絡先:info@shoumonren-hyogo.jp)
11月 8, 2019