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【報告】 障害者の介護保障を考える会 ~神戸市、姫路市のひどい対応!!~

障問連事務局

 

4月14日に神戸市障害者福祉センターにおいて「考える会」の例会が開催されました。新たに姫路市から障害当事者と支援に関わる「ひびき福祉会」職員が参加、3人の弁護士も交え話し合われました。

 

◆神戸市長田区のNさん、県審査請求が棄却される

主に深夜時間帯の重度訪問介護の利用に関して4年前に兵庫県に審査請求した裁決がようやく届いたが棄却されたと報告がありました。しかし棄却通知の書面には明確な理由が書かれておらず、理由付記のない採決は無効だと手続き上の裁判は起こせ認められる可能性もあるが、仮にそれが認められたからと言って介護支給時間が増量されることはなくあくまで手続き上の瑕疵の訴えになる。また支給時間については先例となる和歌山のALS訴訟、脳性マヒの方の判決などが参考になるが、裁判するからには勝たないと意味がない。今後の取り組みについては支援者も交え別と検討の場を持つことになりました。しかし、ここまで待たせておいて理由もない裁決には憤りを感じます。

 

◆神戸長田区のSさん・・・入院中の介護支給の問題

支援者と一緒に何度も審査請求が行われています。県に口頭意見陳述を要望したが認められなかったと報告。そして現在、長期入院中のSさん。日ごろは生活介護事業所に通所されていますが、入院中は通所できないため、その分の重度訪問介護の時間数の増量を神戸市に要望したが認められないため、この課題でも審査請求が行われています。

 

◆姫路市のひどい対応

1人暮らしをされ徐々に障害状況が変化し介護の必要性が高まっている方。現在、居宅介護(週3回/身体介護、家事援助、通院介護)と移動支援の4サービスで計60時間にも満たない支給決定。おまけに「時間数をこれ以上必要なら施設に入りなさい」と市の担当者から言われたと報告されました。明らかな不当な発言です。まず障害支援区分の変更を求め、必要性から見て居宅介護から重度訪問介護への切り替えの必要、また姫路市はずっと以前に「ひびき福祉会」の当事者が何度も姫路市と交渉したり審査請求を行ったが改善されなかった経過もあるため、何が壁になっているのかを調べること、そして姫路市の弁護士ともつながりを作ったり地元での集会や勉強会の開催など、様々な意見が出ました。引き続き、相談し共に取り組んで行きます。

 

最後に弁護士から、「Ⅰ型糖尿病障害年金訴訟」について、勝訴したが今後も協力して欲しいとの告知の協力要請が行われました。

また毎年、全国各地で開催されている「弁護士と障害者 介護保障全国ネット」の集会が今年は12月18日に福岡で開催しますとアナウンスされました。

 

 

次回の「考える会」例会

日時:623日(日)13:3016:30

場所:神戸市障害者福祉センター 会議室C

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