事務局より 知的障害

■三田市での知的障害者自宅監禁・虐待事件について

栗山和久(障問連ニュース編集担当)

【お詫びと訂正】

前号ニュースで三田市の監禁事件について、監禁された男性を「精神障害者」と断定した記事を掲載しました。しかし、「リメンバー7.26神戸アクション」呼びかけ人の吉田明彦氏から以下のようなご指摘を受けました。

・4月10日県知事定例会見でも井戸知事が「平成3年に療育手帳が出されている」と述べている(県HP掲載)。

・吉田明彦さんらと県障害福祉課との交渉でも県担当者が明確に知的障害者であると答えている。

・被害男性に精神疾患があると被告は逮捕前の神戸新聞の取材に対して答えそれが報道されたが、その後、被害者を精神障害者と報じたメディアは一社もない。

 

前号ニュースで、被害男性が精神障害者であると断定して、前号ニュース掲載したことは間違いであり、訂正させていただきます。

また前号ニュース記事には「リメンバー7.26神戸アクション」「自立生活センター三田」の方々による三田市や兵庫県との交渉等の取り組みも紹介させていただきましたが、被害男性が精神障害者であることを前提にした取り組みであるかのような誤解を招いたことに対し、お詫び申し上げます。

 

なぜ、このような間違った事実を前号ニュースに掲載してしまったのかについて、組織的な振り返りは十分にできていません。しかし、間違った事を報じたことは早急に訂正し、ご迷惑をおかけした関係者の方々にもお詫びすることが重要だと判断し、「ニュース編集担当者」として、不十分ながらこのような形で「お詫びと訂正」として掲載させていただきます。

現時点で、私個人として反省すべき事は、三田市での事件については、全く取り組めていない現状がありますが、同事件について「リメンバー7.26神戸アクション」「自立生活センター三田」の方々が取り組まれていることをぜひ紙面で紹介したいとの思いで掲載させていただきました。

しかし、そうであるなら、取り組まれている方々からきちんと情報提供を直接受けるべきところを間接的にしか聞かず、確認もしなかった、私自身の怠慢、そして初期段階での一部報道を鵜呑みにしたことにより、今回のような事態を招いたと考えています。

三田市知的障害者監禁事件についての緊急集会 ~私たちは虐待を許さない!!~

日時:6月16日(土)14:00-16:30

場所:まちづくり協働センター多目的ホール 三田駅前一番館(キッピーモール)6階

 

 

ぜひ、ご参加ください。

三田市知的障害者監禁事件―わたしたちは虐待をゆるさない
三田市で知的障害の男性が、おりに監禁される虐待事件が起こりました。
男性は実の親から 25 年もの間、監禁されていました。
三田市は、男性の親から何度も相談を受けていたのに助けようとし ませんでた。そればかりか、今年の 1月 16 日に通報を受けているのに、訪問したのは 1月 18 日でした。男性をおりから出て、病院へ行ったのは 1月 22 日でした。
なぜ、すぐに救急車を呼ばかったの?
この虐待事件を絶対にゆるさないため集会です。
私たち障害者は、怒っています。
私たちの声をあげよう !!

日にち 2018 年 6月 16 日(土)
時間 午後 2時~午後 4時 30 分
場所 まちづくり協働センター・多目的ホール
(三田市キッピーモール KIPPY MALL 6F)
三田市駅前町2 −1

プログラム
①報告:どんな事件だったのか /なにが問題か
②リレートーク:私たちの声をきけ

③私たちの宣言
主催 自立生活センター三田
共催 リメンバー 7.26 神戸アクション
問い合わせ 自立生活センター三田(吉田)
メール cil_sanda@yahoo.co.jp
電話 079 -567 -3578 ファクス 079 -567 -1856

手話通訳・要約筆記あります

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