教育

【巻頭】 〈憲法記念日に寄せて〉 今なお、障害者の生存権・基本的人権は守られていない~憲法を守り理念を実現しよう~

障問連事務局

 

憲法記念日の5月3日、全国各地で憲法問題の集会が開催され、神戸でも東遊園地で開催された。自治労兵庫県本部から要請があり、障問連からも事務局の野崎さんが障害者の立場で発言した。一方、安倍首相は、政権維持も厳しいにもかかわらず「いよいよ憲法改正に取り組む時が来た」と述べている。

障問連として取り組めていませんが、関係団体や有志により、三田市で20年以上も精神障害者が監禁されてきた事件について、三田市、兵庫県に対する要望活動が取り組まれています。昨年12月にも大阪府で同様の事件が起きており、改めて精神障害者の厳しい実態を私たち自身が知る意味で、今号ニュースに諸資料を掲載しています。

教育の課題では、定員内にもかかわらず、明らかに障害を理由に不合格になった問題にも、5月以降、神戸市教委に抗議ならびに要望書を提出して取り組んでいきます。

また、バリアフリー部会では初めて小野市を訪れ、地元の障害者と交流を深めましたが、小野市や北播磨地域では、バリアフリー以前に移動手段がない、ヘルパー事業所も極めて少ない中で、外出することや地域での自立生活には大きな困難があることを改めて実感しました。そして4月28日に開催した「ガイドライン連続セミナー」でも多くの当事者、家族、支援事業者がグループ形式で議論を深めましたが、具体的な介護保障の在り方には多くの課題が残され、地域生活に希望が持てるような状況ではありません。

この4月期の様々な課題を通しても、障害者の生活においては、基本的人権の尊重や生存権の保障など、人としての基本的な権利が、まだまだ実体化されていない、1人1人の現実の暮らしや思いに直面しました。憲法に謳われる理念を、今後とも具現化していく事こそが求められるのだと思います。

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