精神障害者

【報告】 10/14ふたば学舎にて ~2017ハートフェスタ〈シンポジウム〉 報告 ~

高瀬 建三 (いこいの場ひょうご)

●9時 JR神戸駅「淡路屋」にて弁当、お茶、水買い出し(伴野さんと)

 

●10時 ふたば学舎(神戸市立地域人材支援センター(二葉小学校跡))着。多くの仲間の力で

会場の雰囲気は盛り上がっていて「サァ、一緒にやるぞ」という感じで漲っていた。

 

●12時 話題提供者全員集合、お昼ご飯、打ち合わせ。

 

●13時 シンポジウム「みんなで考えよう、訪問支援」始まり。

まず、金井浩一さん( たかぎクリニック・精神保健福祉士(京都))

・パワーポイントを使っての説明、分かりやすかった。

・ACT-Kの紹介~2004年から京都市中京区でスタート。ACTプログラムを取り入れ、実施。

・利用者さんの「生きづらさ」について実例を挙げて説明在り/アウトリーチ(訪問医療)の話/「アウトリーチ」によって叶う支援。

・日本でのACT(アクト・包括型地域生活支援~国家・組織・個人などの異なる利益を調整し、地域的な問題解決に取り組む、〈グローバル福祉ガバナンス〉として未来を切り拓くためのシステム)の歴史/運動体としての日本でのACTの目的/

・ACTやアウトリーチの現状と課題~ACT-K(京都で24時間365日、医療と福祉の一体 化した訪問サービスを提供している)の10年を振り返って。

続いて川田美和さん(兵庫県立大学看護学部)~兵庫からの実践報告

・精神科訪問看護は増え続けている/入院期間が減った/看護師の力量ーマンパワー不足。

・「正しいこと」ではなく「皆で話し合ったこと」をする/不安に寄り添う「余裕」/あきらめないこと。

・認め合う、褒め合う、助け合う/犯人捜しはしない→犯人は居ない→居るとすれば連携の悪さか?

・「私も悩んでいる」と言える場が必要/当事者が帰っていくのは社会/精神医療を小さく、社会とのパイプ太く。

それから吉本広志さん(精神障害当事者)、レジュメも用意し発言したいことも多くあったことと思いますが体調不良で、何よりも本人が不本意だったのではと思う。残念な途中降板でした。

話題提供者の最後は、家族の立場から篠原直美さん(宝塚家族会)、

・一人で悩まないで一か月に一回あつまろう、と会に参加している。

・生きづらさやしんどさ、「精神障害」に関する情報は少ないが全国ネットで情報配信している団体もある。孤立しないことが大切だ。

 

●15時 質疑応答、会場から様々な声が出た。「JR、私鉄の割引は?」「ピアスタッフとしてしんどくなったときどうする?」「お金の事」等々。時間は延長してしまったが良い集まりが持てたと思う。もう少し話題提供者にも配慮できる余裕があれば、と反省しきりでした。

 

● 最後に、本会実行委員長の福島先生から閉会の挨拶を頂いた。感謝。

« »