交通バリアフリー

【報告】 11月12日バリアフリー部会/第2弾企画!!報告

長岡彰子(バリアフリー部会)

 

「秋の姫路バリアフリー体験と、播磨の人と交流しよう!」企画は、ちょっと寒いけど、好天に恵まれ無事に開催できました。姫路の人4人、淡路島から2人、神戸からは8人の参加で、元気で楽しく、有意義な時間になりました。この日は、お城前の公園でイベントがあり、大勢の人が来ていました。

 

■交流会での皆さんの報告/意見

〈姫路城〉

世界遺産の姫路城は、遠くから見ると綺麗だけど、車椅子では行きにくいというより、城内には入れません。天守閣は無理でも、途中まででも行きたいです。入り口で車椅子でのルートを書いたのを頂きましたが、ヘルパーがついていないと無理という前提では残念です。関心のある人は、姫路城のホームページを見て貰えたらいいと思います。

姫路のひびき福祉会の人から、「姫路城は工事中はエレベーターがあったの~綺麗になったら無くなった。」とお聞きして「エー何で!?」

 

〈姫路駅周辺〉

姫路駅周辺は、すごい開発されていてびっくり!!JRの駅、バスロータリー、山陽電鉄も整備されていました。駅のロータリーに来るバスは、車椅子マークのバスが多いように見えたのですが、でも、地元の人によると「ちょっと離れた所にはノンスッテプバスが走っていないし、1時間に1本しかないので利用できない。介護タクシーを利用している。車椅子用のノンスッテプバスはないに等しい」とお聞きしました。駅からロータリーに行くエレベーターが早くに停止してしまうので、姫路のひびきの人達が交渉して改善されたという報告も聞きました。

山陽電鉄は、整備が進んだ所とそうでない所があります。エレベーターは分かりにくい所にあり、誰かに尋ねないといけません。「駅員さんの対応は親切、券売機は手が届くようになっている、案内表示も見やすい」とチェックしての報告がありました。ただ、あまりにも変わってしまって、地元の者でも迷うぐらいになった。また、入店した所は親切な対応で、お願いしたらナイフもフオークも出してくれたそうです。

 

〈車いす用トイレについて〉

駅ビルの中は、バリアフリー対応で整備されていました。動物園(お城の中にある)は、旧式で入れない。お城の中にはやたらトイレがたくさんあるのですが、障害者が利用しにくい所もあった。介護用ベッドの位置が悪くて、ドアのボタンが押しにくい。手すりが使いづらいなどの問題がありました。

 

〈その他〉

・駅前はきれいに整備されているが少し行くと通りにくかったり、点字ブロックが整備されていない。

・ビヤガーデンでトイレに行こうとしたら、トイレがなかった。

・映画館は、見る映画によって車椅子用のスペースが違い、最前列で顎を上げ見上げる感じで首が痛くなり、見てられないので困る。

 

■交流会のまとめ

世界遺産になって、どんな風に整備され、誰もが行きやすい町になっていると期待していたのですが、遠くから見たら白鷺城は綺麗だけど、障害を持つ者にとっては課題がある城であり、他の設備も配慮がされていないようでした。やはり当事者の意見を聞いていないから、こういう風に配慮のない町づくりになるのだと痛感しました。点字ブロックや音声ガイド、筆談ボード等は、今回はキチンと見れなかったのが反省点です。駅前開発や、観光資源があると交通が便利になりますが、普段の生活に必要なバス路線の拡大や、ノンスッテプバスの導入などは手がつけられていないこと、地域で生活をしている人達が疎外されているように感じました。現状は、今後の課題であることを知りました。

今回の企画の最高に良かったのは、姫路、淡路、神戸の障害者が集まって、色々な意見や体験を共有できた事だと思います。普段、そういう交流の機会が少ないですから。淡路から明石まで船で来られたと聞きました。バスの方が便利では・・・と聞くと、自宅からバス停までが遠いとのこと。修学旅行以来、姫路は久しぶり!!と楽しんでいただけたのかなと思います。淡路の課題は明石海峡大橋ができて、バスで行けるようになったけれど、車いすのままでは乗車できない課題は解決されていません。

 

■今後に向けて・・・

今回知り合ったのも’縁’ですし、お互いに情報提供だけでなく、共有しあって前向きに進めることができれば良いと思います。それぞれの視点で、バリアフリーに対する考えを出し、もっと知り、深めていけたらこの部会が前に進められるように思います。欲を言えば、もっと色々な障害を持っている人の参加があれば良いと思いますが、今のこの部会の力量を考えるととりあえずこの二回の企画は「良かった」と思うのですが、どうでしょうか?

今後どういう風に発展させて行けば良いか?色んな人の意見をお聞きしながら、一歩一歩でも前進していければ良いなあ~と、報告を書きながら思っています。是非、この部会に参加して頂き、応援とともに、前向きに次に進められるように意見を頂ければ嬉しいです。

この企画の目的の一つが「仲間作り」でしたが、それも少しできて他の地域の現状も見れました。さあ~次は?どうするか~ただ今思案中・・・。

この部会が盛り上がっていけるように、厳しくも温かい声を寄せていただけますようによろしくお願いします。

▲姫路城入り口にて配布された専用ルート案内と注意書き。果たして、これが「他の者との平等」を謳う障害者権利条約にのっとっていると言えるのでしょうか?

 

右図:車いす専用ルート

左図:車いすご使用上の注意点
①見学ルートは裏面の地図をご参照ください
②車いすご利用者が車いすを降りて押す行為は危険ですので、ご遠慮ください
③見学ルート途上で車いすを放置することはしないでください
④同伴の方が車いすの方を残して天守、西の丸廊下に入られる場合は、最低1名の方も車いすの方と一緒にお待ち願います
⑤案内スタッフによる車いすの介助は行っておりません ご了承ください

« »