事務局より

【巻頭】 相模原事件から1年 ~ 兵庫県に要望書を提出

障問連事務局

 

酷暑の折、みなさまいかがお過ごしでしょうか。全国各地を見渡せば、豪雨による被害も出ています。被害に遭われた方々には、お見舞い申し上げます。

あの「相模原事件」から1年が経過します。7/22・TBS系列「報道特集」では「相模原事件1年 発信し始めた障害者たち」と題して、障問連代表の福永が全国青い芝の会代表として、去年の相模原事件について「70年代と一緒で余計ひどくなった」とコメントしました。また、7/23には「リメンバー7.26神戸アクション」がデモ行進を行い、障害種別を越えた障害者たちが「障害者を殺すな、障害者差別反対」と声を挙げました。今号のニュースでは、生活支援研究会の野橋順子さんの文章を転載させていただき、そこに相模原事件に連なる優生思想に障害者である自分自身も侵されていたこと、しかし野橋さんよりも「重度」だとされる障害者の生き方に触れ、肩の力が抜け楽になったことなどが記されています。

兵庫県に対する要望書を7/28に提出しました。昨年も交渉で話題になりましたが、井戸知事の精神障害者に対する治安維持的な発言、また福永代表も1970年代に反対運動にかかわった「不幸な子どもの生まれない運動」に関し、人権の視点から見た兵庫県の障害者施策に関して、県に総括的なコメントを求めています。

第1回目の交渉(意見交換会)は9月中旬から下旬にかけて予定されています。詳しい日程・場所が決まりましたら、ニュースやホームページでお知らせしますので、ぜひご参加ください。

「介護保障を考える会」も、今年は10月に「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット」5周年シンポジウムを「全国ネット」との共催により神戸で開催します。兵庫県で介護保障を求めて闘っているさなかの当事者も発言しますので、ぜひご注目ください。

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