事務局より

【巻頭】 関連団体の活動にもご参加ください

障問連事務局

梅雨の長雨と申しますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。くれぐれも体調にはご留意ください。

兵庫県知事選は現職が94万票を獲得し5選、2位になった勝谷誠彦氏も64万票を獲得するに至りました。現職再選で障害者施策がどうなっていくか注視しなければなりません。また同日行われた東京都議会議員選では、「都民ファーストの会」が大躍進、自民党は惨敗となりました。しかしながら、勝谷氏同様、自民党と似たり寄ったりか、それ以上に悪くならないように、中央の動きも見ていかなければならないでしょう。その矢先に、小池都知事は「国民ファースト」と言い出しました。ここで言う「国民」とはいったい誰のことなのでしょうか?

障問連の年度も半分終わりました。先日の代表者会議でも半期の活動を簡単に報告させていただき、下半期に向けた取り組みについて議論しました。引き続き、活動へのご協力ご支援をお願いいたします。

今号のニュースには、加盟団体ではありませんが、近しい活動を行っている団体の取り組みとして、2つご紹介させていただいております。1つは、長田区の「ウィズアス」を中心に行われている「障がい者の声を届ける会」の署名活動です。介護保障問題は、障問連としても「障害者の介護保障を考える会」を中心に取り組んでおり、この署名活動にも協力することになりました。神戸市が支給する介護量の絶対的な不足を市民に知ってもらい、それを改めてもらおうとする署名活動です。ぜひ、ご協力いただければと思います。

もう1つは、兵庫区の「リングリング」を中心に行われている、相模原事件後に優生思想の問題を市民に月1回訴える活動「リメンバー7.26神戸アクション」の事件1年目のデモ行進のお知らせです。すでに「忘れ葬り去られてしまった事件」になりつつあるなか、毎月精力的に三宮で街頭演説をされ、市民への啓発をされています。その1年の節目としてのデモ行進の案内です。本号においても、関連するものとして精神保健福祉法「改正」の記事を入れています。また、新聞記事中より、障問連福永代表も「青い芝の会」として批判してきた歴史のある「大谷レディスクリニック」の話題も入れました。

障害者の生命や生活がどんどん縮減され、それらが軽んじられる世の中です。障問連としても、兵庫の地から、そうした風潮に抗する声を挙げていかねばなりません。活動へのご支援、ご協力のほど、よろしくお願いします。

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