障害者の介護保障を考える会 1周年記念講演会のお知らせ
障害者の介護保障を考える会 1周年記念講演会のお知らせ
障害者の介護保障を考える会 1周年記念学習会
障害者の介護制度政策の動向について
総合支援法3年後見直しを中心に
4月1日から障害者差別解消法が施行され、社会において障害者に対する差別をなくしていこうとする動きがはじまっています。これにかんしては、よろこばしいことであると思います。
一方で、せっかくそのような動きがあったとしても、介護の必要な障害者に対して、介護を十全に保障しなければ、外出したいと思ってもできませんし、毎日 の必要最低限の生活もなかなか送れないことが数多くあります。また、一瞬たりとも介護がなければ生命の危険すらある人もいます。そのような現状において、 障害者が自分の住みたいところで介護を得て暮らすということが、まだまだ実現されていないのです。私たちは必要以上の介護が欲しいと言っているのではあり ません。健常者が地域社会のなかで暮らしているのと同じ程度に暮らしたい、そのために必要な介護保障を求めているだけなのです。そしてそれは国連・障害者 権利条約でも記されている「他の者との平等」を推進していくためのものであると考えます。
私たち「障害者の介護保障を考える会」は、昨年2月に発足し、弁護士の方々の協力も得ながら、介護保障に関するさまざまな相談に乗り、それらを解決する ためにさまざまな取り組みを行ってきました。発足後1年が経過するということもあり、また、当会をさまざまな障害者・支援者に広く知っていただきたいとい うことも重ね合わせ、今回、当会の1年間の経過をご報告するとともに、学習会を開催することとなりました。
介護保障をめぐっては、国の制度動向をつかんでおく必要があります。介護保障の制度的な根幹である障害者総合支援法については、昨年の12月14日付け で「3年後見直し」が出されました。そのなかで、私たちが望む地域での生活を送っていくことができるのか、具体的には、支援区分や支給決定プロセス、65 歳問題や介護保険との関係、相談支援の機能などの問題について学んでいければ、と思います。
福祉関連の予算の抑制や削減が言われるなか、私たちの課題はなにか、いっしょに考えていく学習会になればと思います。
日時:2016年5月5日(木・祝) 13:30~16:30
場所:神戸市勤労会館 2階多目的ホール
内容:①障害者の介護保障を考える会 1年間の取り組み報告
②講演:障害者の介護制度政策の動向について――総合支援法3年後見直しを中心に
講師…細井清和さん(障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議)
※手話通訳があります。また、要約筆記が必要な方は、4月21日(木)までにご連絡ください。
※視覚障害その他の理由でテキストデータで資料が必要な方は、5月2日(月)までにご連絡ください。
※資料代:300円
主催/連絡先:障害者の介護保障を考える会
電話 090-6067-5024 / FAX 078-641-6632
メール kaigohosho@gmail.com(星屋)
ブログ http://kaigohosho.hatenablog.com/
5月 1, 2016