【お知らせ】 人権シンポジウム開催
2014年度 障害者問題を考える兵庫県連絡会議 人権シンポジウム
差別による冤罪を考える――狭山事件と野田事件~差別のない社会を目指して~
講師 植村満(部落解放同盟兵庫県連合会/篠山市議会議員)
小林敏昭(青山正さんを救援する関西市民の会)
日時:12月20日(土)午後1:30~4:30
場所:あすてっぷKOBE(神戸市男女共同参画センター)セミナー室1、2
JR「神戸駅」徒歩7分、神戸高速鉄道「高速神戸駅」徒歩3分
神戸市営地下鉄 「ハーバーランド駅」徒歩7分、「大倉山駅」徒歩3分
資料代:300円
狭山事件は、1963年に起きました。当初から警察による被差別部落に対する見込み捜査により石川一雄さんが犯人にでっち上げられました。脅迫による自白により決定的な物証もなく市民常識から見ても明らかに不合理な点が多いにもかかわらず、当たり前な事実調べすら行われていません。現在も第三次再審請求が東京高裁に対して申し立てられています。また、1979年に起きた野田事件も、決定的な証拠もなく、明らかにねつ造された証拠に基づき判決が下されましたが、何より犯人とされた青山さんが知的障害者であること、障害者差別により犯人にでっちあげられたのです。
この二つの冤罪事件から、再審請求等の活動を支援し、本当に差別のない社会に向けて私たちが何をすべきなのかを考え合うシンポジウムとして開催したいと思います。
最近、ハンセン病療養所における特別法廷の問題を最高裁が検証を開始しました。それを通じて、ハンセン病患者に対する差別により犯人にでっち上げられ、既に死刑が執行されてしまった菊池事件についても再審請求を求める取り組みが始まっています。
年末の多忙ななかと存じますが、ぜひご参集ください。
12月 5, 2014