事務局より

【障問連事務局/活動報告   インフォメーション】

■活動報告

相談事案への取り組み

○介護保障問題

昨年秋~取り組む神戸市の介護保障に係る相談については、県への審査請求の結果は未だですが、並行して(仮称)「神戸市の介護保障を考える」ミニ集会を企画中です。

○その他

・8月、新たな相談事案として、広島から神戸に転居されて来られた精神障害者の方から支援の要請があり、9月1日にお会いしました。

・6月に開催された「事業者交流会」を今後どのように取り組むのか、8月30日に神戸市総合福祉センターにて運営会議が開催されました。新たに参加された事業者もありました。11月メドに交流会の運びとなり、詳しくは次号ニュースで案内します。是非ふるってご参加ください。

・「みんなでハッピーキャンプ」の予定

神戸地区9月27~28日/西宮地区10月11~12日 (尼崎地区は無事開催されました)

 

〈 2014年度/第8回拡大事務局会議 案内 〉

日時:9月12日(金)午後6時~   場所:自治労兵庫県本部6階会議室

報告にあるよう条例制定、差別解消法施行に向けた県の姿勢は厳しく運動の再構築のための議論を深めたいと思います。また相談事案や神戸市交渉の課題、審議会等への対策等など課題は多くあります。まだまだ暑いですが、年末開催の総会へ向けた準備や人権シンポジウムの内容検討などもボチボチ、検討が必要です。忙しい季節になります。次回会議にふるってご参加ください。

編集後記

かなり個人的なことから書き始めます。私は、社会福祉学という領域ではなく、哲学や倫理学という領域において、障害者に関する問題を考えてきました。そこで驚いたことは、学者の中にも障害者の生を否定するような主張や、それを正当化するような論理を平気で訴えるような学説が存在していることでした。とくに私の研究する一分野である生命倫理学、とりわけ英語圏における研究においては、多くそうした現象が見られます。

ひさしぶりに兵庫県との第一次交渉に参加しましたが、行政の公的な回答は、そうした学者たちを彷彿とさせるものでした。また、行政はしきりに「中立」を訴えますが、どういった意味での「中立」なのか、私にはまったく理解できないものでした。私たちが先輩障害者たちを引き継ぎ、「障害者がその生を十全に保障され、自由に生きられる社会を目指す」ことのどこが「偏っている」のか、私にはその理屈がわかりませんでした。改めて、自分の研究活動にもムチを入れ直し、自説を展開せねばと思った次第です。

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