優生思想

【尊厳死法案】 法制化は見送られました!

【尊厳死法案】 法制化は見送られました!

障問連事務局

2014年1月から始まっていた第186回通常国会で上程されそうだったいわゆる「尊厳死法案」ですが、下記の記事にあるよう、この国会での上程は取りやめられたそうです。集団的自衛権をめぐる与党内での思惑のすれ違いがことのほかあり、尊厳死法案まで調整できなかったのかもしれませんが、法制化に反対する当事者たちの声が高まったのもまた事実ではないでしょうか。記事にも、「秋の臨時国会以降の提出を目指し」とあるように、引き続き広範に法制化反対を訴えていく必要を感じます。このニュースがお手元に届くころにはすでに終了していると思いますが、7月5日には大阪で、ALS/MNDサポートセンターさくら会副理事長の川口有美子さんを迎え、「尊厳死法いらない連絡会(仮称)」が結成されます。障問連も、こうした動きに歩を合わせつつ、法案成立率が97.5%という「上程されれば議論なしで通過する」ようなおよそ議論が軽視される国会の動きを注視し、尊厳死に直結する優生思想について批判的な立場から運動を進めていきます。

 

【新聞記事】 尊厳死法案、今国会提出見送り=自民PT

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201406/2014061700875

自民党の尊厳死に関する検討プロジェクトチーム(PT、山口俊一座長)は17日、党本部で会合を開き、終末期の患者の意思に基づき、延命措置を中止または開始しなかった医師を免責する法案について、22日が会期末の今国会への提出を見送ることを確認した。党内論議が進まなかったためで、今後は秋の臨時国会以降の提出を目指し、山口氏を中心に法案の取りまとめを進める。(2014/06/17-19:53)

 

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