事務局より

【巻頭】  コロナの支援現場の状況~7月は代表者会議でオールラウンド要望書の検討です

田中順子(障問連事務局次長)

みなさん、こんにちは。コロナが2類から5類相当になり早2か月が経とうとしています。街中では公共交通機関も含めマスクを外す人が増え、コロナが終わり普通の生活に戻ったように見受けられます。しかし私たちの周囲では、入院したくてもコロナの影響でヘルパーが付き添えず苦しい思いをしたり、濃厚接触者という概念がなくなったけれど、ヘルパーは複数の障害者の介護に入っているため、濃厚接触を無視するわけにはいかず、相変わらず介護変更などの調整が必要で、何よりも今までコロナに感染した障害者が介護をしてもらえる宿泊療養施設が廃止され、重度障害者がコロナにかかったら介護体制が回るのか恐怖でいっぱいです。6月以降、感染者数が増えつつあり、どう障害者を支援していくのか?その都度みんなで考えていきたいと思っています。
コロナ対応もそうですが、各ヘルパー事業所は圧倒的な介護者不足で悩んでいます。先日、看護大学に年に一度の3回目になる講演会に行かせてもらったのですがヘルパー募集の告知をしても全然学生が来てくれません(涙) 私の話が面白くないのかもしれませんが(汗)。知人にも、大学に行って介護者を募集している人がいるので募集の仕方をきいてみたのですが、最近の学生は真面目で宿題をやったりと忙しく介護をする時間がないらしいです。確かに、以前は神戸大学などに通っていながら介護してくれている学生が沢山いました。学校をサボったり、障害者に対する意気込みで関わってくれていました。そういう意味では、もう一度障害者自ら学校に足を運びアピールする取り組みをまめに再開する必要があるのかもしれないと思う今日この頃です。とにかく関わってくれる人がいないと障害者の地域生活は成り立たないので皆で一緒に考えていければと思います。
暑さが厳しくなってきましたが、7月は代表者会議です。今年度のオールラウンド要望書について検討します。また毎月第三木曜日の企画もスタートします。よろしくお願いいたします。

【第1回 障問連代表者会議】
日時:7月14日(金)午後6時~     場所:神戸市障害福祉センター会議室
(ZOOMでご参加の方は、info@shoumonren-hyogo.jp までご連絡ください)

【新企画 勉強会+打合せ】
日時:7月20日(木)午後1時30分~4時  場所:福祉センターB会議室
テーマ「国連勧告、尾上さんの話を受けた戦略を考えよう」(講師:凪裕之)

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