事務局より

【巻頭】 厚労省Q&Aに対する神戸市の本末転倒した解釈!!?? ~今年もご支援ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします~

凪裕之(障問連事務局次長)

日本ではコロナの感染状況は抑えられ落ち着いているものの、ワクチンの追加接種がどうなるのか、各国の感染拡大や新たな変異株、まだまだわからないことも多く不安が続きます。世界各国の人たちにもこれ以上感染が急速に広がらないことを祈るしかありません。ただ身近で感染しないようにお互いに気をつけてほしいと願うばかりです。皆さんも、引き続き気をつけてください。

私は2015年に神戸で一人暮らしを始め、ほぼ24時間介護で生活しています。しかし、深夜から早朝にかけて神戸市は当初から毎晩4.5時間を支給量から抜いて認めていません。私は起きている時の様々な介護はもちろん、就寝してからも、排泄、体温や体位の調整などで介護は必要です。毎年弁護士と県に審査請求もしていますが、裁判で県の採決取り消し判決を経ての再度の裁決もまだ出ていません。そんな中、厚労省の3月31日付Q&Aに関し、神戸市は「労働局が認めれば、支給量の抜かれている時間は認めるが、それは介護が必要でない時間(断続的労働)であり、見守りも含めた介護が必要な場合は十分な支給決定をしているので認めない」というおかしな考えを私たちに示してきました。介護のあまり必要でない障害者には支給を認めるが、介護が必要な障害者、いつでも待機して対応できる手待ち時間労働には断続的労働でないので一切認めないと本末転倒な考えを示しています。私は時間をぶつ切りにはできず、就寝後の介護は見守りも含め必要であり、いつ何時でも対応できるように夜間にヘルパーには来てもらっています。介護もせずにただ滞在していて労働局の方がOK(ほぼ不可だそうですが)を出せば認めてもいいが、介護労働が発生すれば認めないというのは、本当におかしいことだと思います。障問連も交渉を続けています。

また毎年のオールラウンド交渉は兵庫県、神戸市とも日程がまだ決まっていませんが、人数や時間制限がありますが行われる予定です。12月~年始には以下予定されています。

 

 

◆代表者会議  12月10日(金)午後6時30分 ~  神戸市障害者福祉センター

◆2021年度総会+人権シンポジウム  1月29日(土) 神戸市勤労会館

 

今年最後のニュースになりました。コロナ禍に振り回された1年、活動も十分できませんでしたが、来年もよろしくお願いします。

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