事務局より

【巻頭】 2021年度がスタートしました

凪裕之(障問連事務局次長)

 

年末年始からコロナウイルス感染者が急速に増え続け、再び緊急事態宣言の状況下になりました。先行きが何も見えず、身近での感染者や濃厚接触者が増えてきています。感染者は減少傾向にあると言われていますが、ワクチンはどうなるのか、身近な障害者も私自身も感染したらどうなるのか、入院できるのか、命は保てられるのか、本当に何もわからない状況です。

そんな中で、1月30日、勤労会館への会場参加とZOOMでの参加により総会と人権シンポジウムを行いました。部落解放同盟兵庫県連の大きな協力を得て、オンラインでの集会が無事にでき、ありがとうございました。また、ご参加、ご協力いただいた加盟団体の皆さん、ありがとうございました。今年で障問連結成40年、コロナ禍での制限された活動になりますが、誰も排除してはならず、差別を許さず、共に生きる社会の実現を目指していきます。障問連を引っ張ってきた多くの先人の意志を改めて振り返り、次世代の障害者運動を展望し作っていきたいと思います。

1月16日、人工呼吸器で自立生活をしてきた平本歩さんがお亡くなりになりました。残念でなりません。私は歩さんとは集会などでお目にかかるくらいで、直接会って話をしたことがなかったのが本当に残念でなりません。歩さんのお母さんや先に亡くなられたお父さんには、淡路の障害者の高校進学のことで大変お世話になりました。まさに歩さんは重度な障害があっても普通学校に通い続けることを切り拓いてきた人で、自立生活をリードしてきた大きな存在であり、どれだけ多くの人に影響を与え、勇気づけられたことか、これからもそうであり続けるでしょう。ご冥福を心よりお祈りいたします。

2月の拡大事務局会議は、緊急事態宣言下で夜に会議室が使用できない状況。申し訳ありませんが、ZOOMでの会議とします。参加を希望される方は、必ず事前に事務局までご連絡をお願いします。4月にはデモは行いませんが障害者春闘を開催予定です。

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