精神障害者

【精神障害】 神戸市内の精神科病院での患者虐待が発覚

障問連事務局 

以下、新聞報道でご存知かと思いますが、神戸市内の精神科病院での患者虐待が発覚しました。当然、許されたことではありません。障問連の事務局員とも交流のある神戸市内の障害者団体も抗議されるようです。障問連としても、昨年の神戸市とのオールラウンド交渉で「必要な医療機関には実地指導を行っている」「明らかに法の趣旨に違反した例はなかった」旨の市回答を得ているため、この件に関して追及していく予定です。

 

 

 

■神戸・神出病院の患者虐待 幹部ら気づけず 病院院長が謝罪

神戸新聞NEXT 2020/3/5 05:50

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202003/0013167361.shtml

 

入院患者を虐待したとして看護師ら6人が逮捕された神出病院(神戸市西区)は4日午後、佐伯正一事務部長が報道陣の取材に応じた。詳細が把握できていないため会見は開かないといい「今後二度とこのようなことが起きないよう全力を尽くす」などとする大沢次郎院長のコメントを出した。

佐伯事務部長によると、6人は仲が良く、勤務態度で問題は確認されなかったという。事件が繰り返された夜間勤務帯も人員は基準を満たしていたが、昨年12月に県警から連絡を受けるまで誰も虐待行為に気づけなかったとしている。

神出病院を管轄する神戸市保健所調整課は1月末に同病院から連絡を受けた。2月3日に病院幹部にヒアリングを実施したが、この時点でも病院幹部は全容を把握していなかった。

一方、昨年11月、看護師の配置や施設環境を確認した実地指導では、特に問題はなかった。同課は「病院側と日程を調整し、週内にも臨時の実地指導を行いたい」としている。

〇患者家族ら「許せない」

統合失調症や認知症などの患者を虐待したとして「神出病院」(神戸市西区)の看護師ら6人が4日、兵庫県警に逮捕された。精神科病院の医療関係者が患者を暴行する事件は全国で後を絶たないが、6人が関与するケースは極めてまれ。医療現場や患者家族らにも動揺が広がっている。

県内では2018年、加東市の精神科病院の看護師が患者を平手打ちしていたことが発覚。全国でも15年に千葉市の精神科病院で、准看護師が患者の頭を蹴る事件があった。

ただ、こうしたケースの加害者は1、2人が大半で、今回のように6人もの逮捕者が出るのは異例だ。

「許せない」。事件に加古川市の女性(36)は怒りで語気を強めた。昨年亡くなった祖父は認知症のため、最期の2年間を神出病院に入院して過ごしたという。「祖父も被害にあっていたのかもしれないと思うと…」と涙ぐんだ。

精神科がある県内の病院関係者は「ありえない事件。人として信じられない行為」と驚く。勤務先では暴力防止のため研修を開いたり、学会に職員を派遣したりしている。ただ、そもそも取り組みの主眼は患者からの暴力をいかに防ぐかで「今回のような事件は想定していない」という。

神出病院の虐待はいずれも勤務人数が少ない夜間に起きた。県警は、閉鎖的な職場環境が虐待の温床になった可能性もあるとみて動機の解明を進める。

 

■神出病院の入院患者虐待 元看護助手ら4人再逮捕

神戸新聞NEXT 2020/3/24 14:00

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202003/0013217771.shtml

 

神戸市西区の神出病院の看護師らが入院患者を虐待したとされる事件で、兵庫県警捜査1課と神戸西署は24日、準強制わいせつや暴行の疑いで、元看護助手の男(27)=同市西区=ら4人を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

4人の再逮捕容疑は2018年10月~19年9月、同病院の男性入院患者の頭にガムテープを巻いて暴行したり、患者同士でわいせつな行為をさせたりした疑い。

県警は今月4日、入院患者への監禁や準強制わいせつの疑いで、元看護助手と同病院の看護師ら5人を逮捕。元看護助手は調べに「患者のリアクションが面白かった」などと話しているという。

逮捕された看護師らは病院の調べに「(元看護助手の名前)が虐待を主導した」という趣旨の説明をしているといい、県警は元看護助手の人間関係や動機を調べている。

元看護助手は昨年12月、神戸市西区で20代女性の胸などを触ったとして、強制わいせつ容疑で逮捕された。元看護助手のスマートフォンには、当時勤務していた神出病院で患者に対する虐待の様子を撮影した動画が約30点収められていた。

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