事務局より

編集後記

この1月17日で阪神・淡路大震災から25年が経過します。その後、街は障害者を含むマイノリティにとって住みよいものになったと言えるでしょうか。25年の間にも自然災害、人災による災禍は降りかかってきましたが、有事の際にはマイノリティは忘れ去られ、避難しても差別されたりそもそも避難が難しい状況というのは変わらないと思います。福祉避難所は事前には知らされず、またそうした発想自体に含まれる「要援助者は別のところに避難すべき」という考えは隔離に近い考えだと思います。インクルーシブな避難所こそが求められると思います。そのためには、平時において差別のない社会でなければなりません。差別のない社会こそが、マイノリティにとっては有事における避難の前提となる、このことを25年経ったいま記します。(NZ)

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