編集後記
先月に書いた故人を追悼する会に行ってきました。当初、4~5人で集まろうという話が、当日は14人の参加がありました。「不登校・ひきこもり」をキーワードに経験者・研究者・NPOスタッフ等が集まりました。私はやや場違いな感も受けましたが、それでも受け入れてくれる安心感がそこにはありました。故人を偲ぶことが第一義的な目的でしたが、参加者それぞれの近況を知ることもでき、よかったのではないかと思いました。「故人の言葉を届けなければならない人は、実はこの場に出てくることができないのではないか」という参加者の発言に、あらためてひきこもりに伴う〈生きづらさ〉の壮絶ぶりを感じました。故人は多種多様なマイノリティに対する感度が高く、それゆえ故人のつながりは障害学、反婚運動、入管闘争、民族問題にもできたのだと思います。私は、故人の思想について言いたいこともあったので、「どうしてこんなに早く逝ってしまったのか」と「怒り」すら覚えます。故人へのメッセージとして、「常野雄次郎さんへのメッセージ」というブログを立ち上げましたので、ぜひご覧ください。私も書かせていただく予定です。(NZ)
5月 5, 2018