事務局より

編集後記

先日、障問連の加盟団体でもある生活介護事業所「飛行船」にて「知的障害者の虐待防止」に関して話させていただく機会がありました。私は、職員の資質という個人的な問題ではなく、虐待をしてもよいとする社会構造があって、そちらの方が問題であると考えています。ですので、職員の心構えのような「説教」ではなく、何が知的障害者の虐待を可能にしている社会構造なのかについて時間を割いて話しをさせていただきました。「飛行船」の職員の方々にはお世話になりました。▼今号で特集した障害者への優生手術も、虐待とその根幹部分において共通する部分があると思います。「障害があれば人権侵害を受けても仕方がない」とする社会構造の下で、優生手術も虐待も正当化されてしまうのではないでしょうか。▼3月31日の「障害者春闘」のテーマは再び「相模原事件」です。障害者の立場から障害者のいのちを捨て置く社会を問い直します。ぜひご参集を!(NZ)

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