【教育】 インクルーシブ教育セミナーのお知らせ/新聞記事
2016年度第2回インクルーシブ教育セミナーin西宮
障害のある子どもの療育
~教育において大切に考えたいこと
~かんなちゃんの「就学に至るまで~学校生活」の実践報告を通して~
日時 11月27日(日)午後1時30分~4時30分
場所 西宮市総合福祉センター多目的ルーム
報告者 目良かんなちゃんのお母さん
助言者 玉木幸則さん(西宮市障害者総合相談支援センター/みやっこ会議会長)
※資料代300円
この春に設立したばかりの「インクルネット西宮」。第1回セミナーには多数の方にご参加いただきました。毎月の例会では、障害のある子どもの就園、就学に関する悩みを保護者の方からお聞きし、情報交換しながら話し合いをしています。相談の中で、よくよくお母さん達のお話を聞くと、「みんなの中で過ごさせてやりたい」と思いながらも、「でも判定でダメと言われた、どうすればいいんでしょう・・・」と、不安な声をお聞きします。1人1人の子どもにとって何が課題なのか、どんな環境、支援が必要なのか、1人では抱えきれない問題もありますので、一緒に考えていきましょう!!
今回のセミナーでは、今年の春、西宮市の小学校に入学した目良かんなちゃんのお母さんから、「就学に至るまでのこと+学校生活+これから就学を迎える保護者へのメッセージ」を報告していただきます。「特別支援学校」相当と判定されましたが、悩みながらも地域の小学校を選択し、看護師や学校協力員の支援を受け、毎日笑顔で学校生活を送っています。
その報告を踏まえ、色んな課題・・・。
「就学前をどんな場で過ごすのか?幼稚園?専門機関?西宮はどうなっているの?」
「早期からの療育の考え方は?」
「みんなの中で過ごさせてやりたいけれど発達はどうなるの?」
「地域の学校ではどんな支援や配慮をしてもらえるの?」
「専門機関や特別支援学校に行かないと将来就職もできないのでは?」・・・。
そんな課題について、玉木さんから助言していただきながら皆さんと一緒に考えたいと思います。玉木さんは、NHKのEテレ「バリバラ」に出演され、西宮で長年、障害者福祉に関わって来られた方です。とても大切なことを教えていただけると思います。参加された皆さんからも、就学や子育てに関する悩みやご質問もドンドン受けつけ、対話形式で進めたいと思いますので、是非ご参加ください。
主催 インクルーシブ教育をすすめるネットワークin西宮
連絡先窓口℡090-6980-5426(栗山)E-mail:shichikuri1961@ezweb.ne.jp
インクルーシブ教育セミナー
障害のある子どもたちも地域の学校で共に学び共に元気に暮らせる社会を目指して
障害のある子どもの療育~教育において、大切に考えたい事
~ 障害の重い児童の就学に至るまで~学校生活の実践報告を通して ~
日 時:2016年12月11日(日) 午後1時30分~4時30分
会 場:ピフレホール3階A会議室
(神戸市長田区若松町4丁目2-15 JR/地下鉄新長田駅南側すぐ)
報告者: かんなちゃんのお母さん
助言者: 堀智晴さん(インクルーシブ教育研究所長 元大阪市立大学教員)
参加費: 無料 ( ※希望される方は資料代300円 )
今回のセミナーでは、今年の春、西宮市の小学校に入学した目良かんなちゃんのお母さんから、「就学に至るまでのこと+学校生活+これから就学を迎える保護者へのメッセージ」を報告していただきます。かんなちゃんは「特別支援学校」相当と判定されましたが、悩まれながらも乗り越え、看護師や学校協力員の支援を受け、地域の通常学級で、とっても元気に過ごしています。
その報告を踏まえ、色んな課題・・・
「就学前をどんな場で過ごすのか?幼稚園?専門機関?~神戸はどうなっているの?」、
「早期からの療育の考え方は?」
「みんなの中で過ごさせてやりたいけれど発達はどうなるの?」
「地域の学校ではどんな支援や配慮をしてもらえるの??」
「専門機関や特別支援学校に行かないと、将来就職もできないのでは??」・・・
そんな課題について、堀先生さんから助言していただきながら皆さんと一緒に考えたいと
思います。堀さんは、大阪市立大学の元教員として長年にわたり障害児教育・障害児保育の専門家として、現在は真のインクルーシブ教育の実践研究に努められています。とっても素敵な大切なことを教えていただけると思います。
参加された皆さんからも、就学や子育てに関する悩みやご質問もドンドン受け付け、対話形式で進めたいと思いますので、是非ご参加ください。
主 催 : 親のネットワーク・ひょうご( 代表:松村敏明 社福えんぴつの家理事長 )
共 催 : 障害者問題を考える兵庫県連絡会議
連絡先: 090-9885-8292(安東) 090-6980-5426(栗山)
11月27日に西宮、12月11日に神戸で予定されている「インクルーシブ教育セミナー」でお話しされる目良かんなさんのお母さんですが、当事者であるかんなさんの記事が神戸新聞に掲載されていますので、転載しておきます。
■障害のある子を通常学級に 急がれる看護師配置
神戸新聞NEXT 2016/10/23 12:34
http://www.kobe-np.co.jp/news/kyouiku/201610/0009604575.shtml
気管にあけた穴からの痰(たん)吸引や、おなかの穴から胃に栄養を送る「胃ろう」など、日常生活で医療的ケアの必要な子どもたちがいる。地域の学校で学びたいと願うものの、看護師の配置などについては自治体や学校によって対応もまちまちだ。胃ろうが必要な兵庫県西宮市の小学1年かんなさん(6)が、市立小学校に入学するまでを追った。(鈴木久仁子)
かんなさんは「CFC症候群」という先天性の難病で、発達はゆっくり。口から食事を取りにくいため、胃に直接、栄養を送る。
西宮市立の小学校ではこうした医療的ケアを保護者以外が行う場合、医師や看護師の配置が必要になる。そこで入学の2年前から、母親の知美さんは市教育委員会に相談し、小学校の通常学級進学を希望し続けた。
しかし、市内では前例がなく、市教委は「安全面と教育面を考慮した」と、特別支援学校もしくは小学校の特別支援学級を提案。知美さんは「ほかの子どもたちと理解を深めるには、同じ場所で一緒に過ごしてほしい」と願い、自ら知人の看護師に依頼し、協力してもらうことにした。最終的に、市教委がこの看護師を配置。かんなさんの学校生活を、看護師と学校の協力員が支える。
国語が大好きというかんなさんは、友達の朗読する文章を覚えるのが得意。校外学習やプール、運動会にも参加する。「毎朝元気に笑顔で登校する姿を見て、この選択をして良かったと感じる」と知美さん。「地域の学校にしても、支援学校にしても必要な配慮が受けられれば“特別な子ども”ではなくなるのでは」と話す。
◆
文部科学省の2015年度調査によると、日常的に医療的ケアが必要な児童生徒は全国の公立小中学校に839人(兵庫県内37人)在籍し、うち301人(同10人)が通常学級に通う。一方、看護師の配置は350人(同11人)にとどまっている。
文科省はこれまで、看護師配置の補助対象を特別支援学校に限ってきたが、16年度から公立小中学校にも拡大。また、障害のある子とない子が一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」のシステムづくりも目指している。
■インクルネット西宮世話人 栗山和久さんの話
障害者差別解消法が施行され「障害に応じた合理的配慮の提供」が義務付けられたにもかかわらず、障害のある子どもを通常学級に通わせることに悩む保護者は少なくない。こうした問題を考える「インクルネット西宮」を今春発足し、保護者の意見交換をしている。
車いすの子どもが希望する介助や通学支援を受けられないケースが今もある。医療的ケアが必要な子どものための看護師・協力員配置も、自治体任せでは不十分なままだ。
大阪府は看護師配置のため独自の制度を設け、すでに100人以上の児童・生徒が地元の学校に通う。「だれもが学びたい環境で学べる」ことが大切だ。
11月 8, 2016