事務局より

【巻頭】 冬の時代に抗し、兵庫県で地域での共生社会実現に向け、 本年も全力で取り組んで行きます

障問連事務局

 

新たな年が始まりました。本年もよろしくお願い致します。

明石市では差別解消に係る条例の素案がまとめられ、12月17日~1月15日の期間で市民への意見募集が行われ、3月市議会を経て、いよいよ兵庫県下で初めての条例が施行されます。また宝塚市でも平成29年度の施行に向け条例案の検討が重ねられ、また神戸市も時期は未定ですが、12月私たちとのオールラウンド交渉でも「条例制定は揺るぎません」との回答を得ました。他都道府県でも愛知県をはじめ、いくつかの自治体で条例制定が進められていますが、兵庫県のように県下で複数の市町での条例制定は珍しく、より一層県下各地での創意工夫した取組とネットワーク化が求められるでしょう。

そして条例の有無に関わらず、差別解消法がこの4月から施行されます。また、日本政府による国連/障害者権利条約への批准から2年目を迎え、国連に対して実施状況に関する政府報告書も取りまとめられ、同時に民間NGO団体としてのカウンターレポートの作成等、中央で取り組まれています。

しかし、本紙面でも国の政治状況報告として拙文を掲載していますが、安倍政権の危険な動向は、社会保障の削減を推し進め、この4月からの「障害者総合支援法、施行3年後の見直し」にも少なからぬ影響を与えています。本紙編集中の1月23日にも西宮で、地域の学校での共生共育を求めた「インクルーシブ教育セミナー」が開催、また2月には「障害者の介護保障を考える会・例会」が準備され、小さくとも互いにつながっていく事を通じ、厳しい冬の時代に抗していく事が求められるでしょう。

正式な案内は間に合いませんでしたが、今年度の「障害者春闘」の日程が決まりました。4月2日(土)に開催します。ゲストは現在、内閣府に所属される尾上浩二さんです。ぜひ、ご参加ください。

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