【報告/介護保障】 介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット 3周年記念シンポジウム報告
凪裕之(障問連)
11月7日(土)、大阪の弁護士会館にて開催。会場は100人以上の障害者らが集まり、ぎっしりであふれるほどでした。第1部は基調講演で、電動車いす費支給の勝訴判決と弁護団方式による重度訪問介護支給量の交渉の成功事例の二事例。第2部では、各地の事例報告ということで、重度訪問介護支給量の7事例が紹介されました。中には弁護士のみならず当事者本人からの話やスカイプを通しての話もありました。重度訪問介護の支給量の問題では、医療的ケアを必要としない人で24時間介護を獲得した事例、自立生活のほとんどない地方で、一から行政を含め様々な支援期間と協力しながら介護を勝ち取った事例なども含め、頼もしい事例が出されました。これら一つ一つは、特殊な事例でなく、多くの障害者に当てはまるもので、全国各地で広がっていくことを切に願っています。まだまだ、ほんの一部にすぎません。私自身も支給量が足らず、弁護団方式で交渉を進めています。また一つ突破口が開けば嬉しいです。
また、12月20日(日)には、神戸で私達が介護保障を考える会の定例会を行います。今回は、私自身の事例報告と今後の取り組み方や体制についてなどですが、その次以降、介護保障に関する相談などでつなげていけたらと思っています。
12月 3, 2015