新聞記事から

人と人とのつながりを大切に くららべーかりー 石倉泰三さん・悦子さん

神戸市広報誌『KOBE』2015年1月号「人から人へ 震災の記憶を継承する」に、くららべーかりーの石倉さん夫妻が寄稿されていますので、転載いたします。

 

人と人とのつながりを大切に

くららべーかりー 石倉泰三さん・悦子さん

 

震災から1カ月半後、全国からのボランティアの協力で半壊した作業所を再開しパンを焼き始めました。

そんな時、地域で映画「男はつらいよ」の撮影を誘致していると聞いて、私たちも山田洋次監督へ手紙を書きました。

撮影が決まり、見に行くと街のセットの看板に「Ishikura Bakery(イシクラベーカリー)」と書かれてあり、私たちの名前だったので驚きました。被災した大勢の人が集まり笑顔で撮影をしている様子から、映画を通じて神戸へのエールをいただいたと感じました。

あのときは全国からたくさん応援をいただきました。“つどい”(注・神戸文化ホールで1月15日に催される集まり、山田監督も参加)ではみんなで、当時を振り返り、人のつながりをあらためて感じたいです。

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