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【報告】 兵庫県障害福祉審議会報告~次期計画プラン案が最終検討されました

【報告】 兵庫県障害福祉審議会報告~次期計画プラン案が最終検討されました

障問連事務局

12月16日、兵庫県私学会館において第3回審議会が開催された。今年5月からテーマ毎の分科会での審議が行われ、それを踏まえ二回の審議を経、最終的な計画案を下に、プラン/計画策定に向けた最終の審議が行われた。事前に委員から寄せられた意見を踏まえた修正点、また各市町でも福祉計画の策定が進められ、それを踏まえた各圏域ごとの数値に関する修正点などが説明された。障問連/特別委員からの意見で修正された点は以下。

○プラン前文の「経過」の中で、国の各種法整備が列記されていたが、国連/障害者権利条約批准を目的として推進されてきた事が追記された。

○障害のある女性に関しての課題の中での文言修正。

○「差別解消/権利擁護」を「安全安心」分野から独立させて欲しいとの要望は実現されなかったが、同分野の文章表記において、強調されるよう文面が追記された。

○他の委員からも要望が上がった「教育」について、「全ての教職員」の意識向上が盛り込まれた。

今回、「ひょうご障害者福祉プラン」の概要版が示され、その中から以下、抜粋して紹介する。

□プラン策定の趣旨

・平成26年1月には障害者権利条約が批准され、障害のある人の固有の尊厳の尊重を推進する取組が必要になっています。本プランは、福祉・医療・雇用・消費・地域安全など、障害のある人を取り巻く幅広い分野について、あるべき施策や望ましい社会像を描き、その実現に向けて進んでいくための羅針盤となるものです。

□プランの対象期間

・平成27年度から平成32年度までの6年間の計画です。ただし、障害福祉サービス等の見込み量については、平成27年度から平成29年度までの3年間の計画期間となっています。

・計画の進捗状況は毎年度検証を行うとともに、平成29年度にはそれまでの達成状況を踏まえ、新たに障害福祉サービス等の見込み量等を更新します。

□プランの基本理念

2040年度の未来予想図

「障害が1つの個性として浸透し、街中などを行き交う中で、人々がごく自然に接し合う風景」

2020年度の目標

「住みたい地域・場所で暮らし、まだまだ改善の余地はあるけれども、障害のある人も支援者も、『毎日が充実しているよ』と胸を張って言えること」

○本県の障害者福祉がめざす長期的ビジョンとして、2040年度に、障害の有無によって分け隔てられることなく、お互いを当然の存在として認識し合う風景がごく当たり前となっている社会の実現をめざします。

○取組にあたっては、「自己決定」と「共生(インクルージョン)」をキーワードに、障害のある人の意思決定と意思決定支援の促進などを重点的に進めます。          (以上、引用)

 

★パブリックコメント募集

年末から、1月中旬まで、「ひょうご障害者福祉プラン」のパブリックコメントが募集されます。兵庫県のホームページから見れます。是非、意見募集をお願いします。

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