事務局より 差別問題一般 お知らせ

【案内】  2014年度総会/人権シンポジウムのお知らせ~12月20日~

【案内】 2014年度総会/人権シンポジウムのお知らせ~12月20日~

障問連事務局

【加盟団体のみなさんへ】

改めて正式なご案内は後日させていただきますが、2014年度総会を下記の日時で開催します。是非ご参加のほど、お願い致します。

非力ながらも、障問連として一年間、様々に活動してきました。初めて兵庫県障害福祉審議会に委員として参画した事、加盟団である「NPO法人拓人こうべ」との共同で「障害者の地域生活を支援する事業者連絡会」を立ち上げ、「事業所交流会」を開催した事、また様々に寄せられる相談に対して活発に取り組んだ事。一方で県での条例制定は困難であり、また神戸での介護保障をめぐる行政交渉は厳しく課題は残っている事・・・。今年はじめに国連/障害者権利条約に日本政府は批准しましたが、直後の6月には多くの反対にもかかわらず「病棟転換型居住施設」が条件付きであれ認められる等、条約の理念に反する動きがあり、また財政抑制のための社会保障削減はますます進められようとしています。「障害者制度改革の第二ラウンド」を迎える今日、兵庫県下での障害者運動の活性化に向け、より一層、障問連活動を進展させるべく、総会にて、皆さんと議論を深めたいと思います。

 

障問連総会

日時:12月20日(土)午前10:30~  場所:アステップ神戸

【すべての皆さんへ】

総会と同日に人権シンポジウムを開催します。人権シンポジウムは、障害者問題を基点としてあらゆる差別/人権に関わる課題を取り上げ、反差別共闘の視点に立ち、様々な立場の方々と共に学び取り組んでいくものです。昨年度は「生活保護問題」をテーマとしました。今年度は下記の内容で開催します。

 

人権シンポジウム2014年

日時:12月20日(土)午後1:30~  場所:アステップ神戸

テーマ  「差別による冤罪を考える~狭山事件と青山事件~差別のない社会を目指して」

 

講師:植村満(部落解放同盟兵庫県連合会/篠山市議会議員)、小林敏昭(青山正さんを救援する関西市民の会)

狭山事件とは、1963年に起きました。当初から警察による被差別部落に対する見込み捜査により石川一雄さんが犯人にでっち上げられました。脅迫による自白により決定的な物証もなく市民常識から見ても明らかに不合理な点が多いにもかかわらず、当たり前な事実調べすら行われていません。現在も第三次再審請求が東京高裁に対して申し立てられています。

また青山事件もまた、決定的な証拠もなく、明らかにねつ造された証拠に基づき判決が下されましたが、何より犯人とされた青山さんが知的障害者であること、障害者差別により犯人にでっちあげられたのです。この二つの冤罪事件から、再審請求等の活動を支援し、本当に差別のない社会に向けて私たちが何をすべきなのかを考え合うシンポジウムとして開催したいと思います。

また、最近、ハンセン病療養所における特別法廷の問題を最高裁が検証が開始しました。それを通じて、ハンセン病患者に対する差別により犯人にでっち上げられ、既に死刑が執行されてしまった菊池事件についても再審請求を求める取り組みが始まっています。関連記事を以下に掲載します。

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