優生思想について
・優生保護法の第2条「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止するとともに、母性の生命健康を保護することを目的とする」とされ、障害者への不妊手術が長年にわたり実施されました。1990年岡山県の入所施設での不妊手術に対して全障連を始めとした全国の障害者団体による抗議行動、そして同年兵庫県でも「優生手術の申請書配布」問題が明らかとなり、障問連として県下各地で連続集会を開催しました。何より、この兵庫県は県当局が対策室まで設け、「不幸な子どもの生まれない運動」が実施され、設立間もない兵庫青い芝の会による闘いが行われました。
・最近では、神戸市の大谷レディスクリニックによる着床前診断が新聞報道され、障問連として野4課題になっており、また尊厳死問題も法制化を企図する国会議員連盟の動きも活性化しており、財政負担や政局の混迷、社会の危機意識が扇動される中、予断を許さない状況です。
9月 20, 2012