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【書籍紹介】インクルーシブ社会研究 5 生存をめぐる制度・政策 連続セミナー「障害/社会」・ 『「共倒れ」社会を超えて 生の無条件の肯定へ!』

【書籍紹介】 インクルーシブ社会研究 5 生存をめぐる制度・政策 連続セミナー「障害/社会」

立命館大学人間科学研究所から、2015年3月に、標記の報告書が発刊されました。昨年、同大学生存学研究センター主催で行われた同タイトルの連続セミナーの講演録で、障害者権利条約にスポットを当て、非常にわかりやすいものとなっています。パワーポイントの資料だけを通読しても勉強になります。

以下のサイトより、全文PDFファイルで読むこともできます。

http://www.ritsumeihuman.com/publications/read/id/110

 

目次

まえがき 渡辺 克典(立命館大学衣笠総合研究機構)

第1回「障害者権利条約の成り立ちと位置づけ」

長瀬 修(立命館大学衣笠総合研究機構客員教授)

参考資料

質疑応答

第2回「障害者権利条約と国内法整備」

東 俊裕(弁護士・元内閣府障がい者制度改革推進会議担当室長)

参考資料

質疑応答

第3回「障害者差別解消法の仕組み」

崔 栄繁(特定非営利活動法人 DPI 日本会議/日本障害フォーラム 障害者の権利条約に関する小委員会事務局/独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 外部研究員)

参考資料

ワークシート(ケーススタディ・ファシリテーター:松波めぐみ)

講演者・司会者 紹介

あとがき

 

【書籍紹介】 『「共倒れ」社会を超えて 生の無条件の肯定へ!』  野崎泰伸〈著〉

筑摩選書・1620円/1973年生まれ。立命館大非常勤講師(倫理学、障害者問題)。

この本の著者は野崎泰伸さん。現在、障問連事務局の非常勤職員として、このニュース編集、ホームページを担当してもらっている。野崎さんは、養護学校に中学まで在籍、普通高校から大学へ行き、そこで初めて障害者運動、とりわけ兵庫青い芝の会/故澤田隆司さんに出会い衝撃を受ける。

前書『生を肯定する倫理へ~障害学の視点から』(白澤社)に引き続き、「・・・障害者の生を肯定することが、いかにして普遍的な問題へと開かれていくのか」を示そうと、本書を書かれた。私たちの仲間の書として是非、手に取って頂きたい。(栗山)

◎4月26日付朝日新聞で「生命に優劣つけていませんか」と題された書評が掲載されています。

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