【情報】 大賀重太郎さん追悼文集が「2014年読書アンケート」に
社会学者の立岩真也さんが、2014年の本で大賀重太郎さんの追悼文集を挙げておられます。
「二〇一四年読書アンケート」 http://www.arsvi.com/ts/20150002.htm より抜粋。
①アリシア・ウーレット『生命倫理学と障害学の対話――障害者を排除しない生命倫理へ』(生活書院)
私自身はとくに両者の和解を求めるという立場には立たないけれども、以前からあるべくして、ようやく書かれて、訳され読めるようになった本。訳者は安藤泰至と児玉真美。(中略)そんなふうに、ほっておくと知られないままにおかれるあるいは忘れさられてしまう、知られるべき(だと、とりあえず私が、ということでかまわないが、実はそう思っていない)ことをまず記録して、そして論文にしたり本にすることにここのところ関わりがある。昨年では次の三冊。
②大野光明『沖縄闘争の時代1960/70――分断を乗り越える思想と実践』(人文書院)
③北村健太郎『日本の血友病者の歴史――他者歓待・社会参加・抗議運動』(生活書院)
④堀智久『障害学のアイデンティティ――日本における障害者運動の歴史から』(生活書院) (中略)
これらは出版社から出た本たちだけれども、二〇一四年にもその前にも、このごろの平均寿命からいえばまだ亡くならなくてもよい人たちも含め、人々が亡くなった。以下はどこにも出回ってはいない追悼集。
⑤『きり拓く――ひとびととゆめをつないだオトコのものがたり』(大賀重太郎追悼記念誌編集委員会)
⑥『追悼楠敏雄――その人、その仕事、その思想』(楠敏雄・偲ぶ会―その人、その仕事、その思想実行委
員会)
この人たちがどんな人たちであるかについては、人の名で検索すると先頭の方に出てくるから、私たちのHPでまずご覧いただける。こんな人たちのことも含め、資料を、そう売れるものでもないだろうからと、とりあえずPCで読めるファイルで自主出版というか、作って読んでもらえるようにすることを始めてみている。
4月 1, 2015